一見敷居が高そうに見えるシャンソンを「さまざまな年代の人たちに気軽に楽しんで欲しい」と、シャンソンを愛好している女性5人が昨年7月に結成した。 メンバーは新百合ヶ丘や百合ヶ丘周辺に住んでいるので、ユリエンヌという造語と、歌の出だしのララ~を組み合わせて会の名前とした。 2019年10月、多摩区の高齢者施設でボランティア・シャンソンコンサートを開催したのを皮切りに、1月・2月と世田谷の施設数カ所で「シャンソンらしい華やかなドレス」を身にまとい、コンサートを行った。 「シャンソンは本来、身近で親しみやすいのに、どちらかというと歌っている方も聴く方も、比較的年齢層が高めではないでしょうか。自分たちは、幅広い年代にシャンソンの良さを知ってもらうために、何ができるか、新しいアプローチを模索しています」とメンバーの前原則子さんは語る。 5月24日(日)麻生市民交流館やまゆりで実施する「パリはいつだってパリ」では、シャンソンと演劇を組み合せた新しい取り組みに挑戦する。まだ認知度の低い「ララ・ユリエンヌ」は、この公演を通じて、活動している内容を幅広く区民に知ってもらい、今後企画している「ベビーとママのシャンソンコンサート」「新百合ヶ丘deシャンソニエ」へ繋げていきたいと考えている。 「やまゆり」が目指す「サロン文化の創造」にも相通じる活動でもあり、まだまだ生まれたての卵である同団体が、大きく羽ばたくことを期待したい。 |
![]() 昨年10月、よみうりランドケアセンターで行ったコンサート。なじみの名曲「コーヒールンバ」の替え歌「お掃除ルンバ」は会場を大いに盛り上げた ![]() 衣装は会場が華やぐように、綺麗な色のドレスを選ぶようにしている。互いに色がかぶらないよう毎回相談して決めるという心遣いも ![]() 「パリはいつだってパリ」(脚本・山浦弘靖) |
2020-04-01 | |
ララ・ユリエンヌ 代 表:春日 響子(かすがきょうこ) 連絡先:電話 080-5486-5417 メール lalayurienne@gmail.com 設 立:2019年7月 会 員:5名(女性のみ) 会 費:2500円/月 入会金:5000円 練習場所:麻生市民館 視聴覚室など |
取材・文 植木昌昭 |
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