1983年4月から1年間開講された、市民講座「日本の文化を学ぶ」をきっかけに活動を開始。会員は50歳~70歳代までが多い。 飛鳥、白鳳、天平時代の文化の生い立ちを、仏教東流に則して東アジアの文化やシルクロードに着目して学ぶ。教室を出て現地学習旅行にもでかける。その際には会員で話し合ってテーマを決め、学習し、現地で実際に確かめる。前もって現地の豆知識や学習のねらいを冊子にまとめる作業が楽しく、旅行がいっそう充実する。 法隆寺金堂壁画や玉虫厨子に描かれた捨身飼虎図(しゃしんしこず)の源を、敦煌で目の当たりにした感動は、いまだに忘れられない。すでに国内の主要な古都、古墳、中国の仏教聖地や敦煌なども訪れた。現在は、鎌倉幕府の記録である「吾妻鏡」を読んで、大和朝廷から天平文化まで、奈良を中心に教養を深めている。 また、中国の有名な漢詩を毛筆で写しつつ、文化的な意味を探り、知識を深める、書にもいそしんでいる。今の題材は唐代の詩人、白居易の七言古詩「長恨歌」。 日本文化や仏教文化に興味があり、現地学習で歩くことができる方大歓迎。 (注)捨身飼虎図:飢えた虎の母子に自らの肉体を布施するという釈迦にまつわる物語を描いた図 |
![]() 敦煌を訪ねての現地学習 |
2019-04-19 | |
生涯学習歴史教養セミナー 代表者:山本(やまもと) 絢子(じゅんこ) 連絡先::044-955-6678 設 立:1984年4月 会員数:12名(男性4名、女性8名) 会 費:1200円/月 活動日:金曜日(月平均2~4回) 14時~16時 活動場所:麻生市民館 |
取材・文 中島久幸 |
〒215-0021
川崎市麻生区上麻生1-11-5
TEL 044-951-6321