街なかで外国人を見かけることが多くなった。 麻生区には2,639人、74カ国(2018.11末時点)の外国人市民が生活している。 2017年12月に開催された「あさお区多文化フェスタ2017」(麻生市民館)には、およそ170人が参加し、笑顔にあふれた楽しい語らいがあった。 世界の音楽、バリ舞踊、3カ国の外国人トーク、ワークショップ、そして外国人による世界6カ国の“おつまみパーティー”のイベント。 フェスタを主催したのは、市民グループ「多文化共生ネットワークfromあさお」。麻生区役所から委託されて、「多文化共生推進事業」を推進してきた。 「多文化共生」って?。「外国人市民と私たち日本人市民が、お互いの文化や考え方を知り理解し尊重しながら、共に生活できること」と、代表の野口さん。 設立して7年、「共生の一歩は、語り合って、楽しむこと」と、気軽に参加できる交流会、国際理解講座、ワークショップなどを開催してきた。 しかし、野口さんは最近、外国人参加を指標とする活動に疑問を感じることがあるようだ。 「多くの外国人に参加してほしいので手を尽くして呼びかけているが、外国人の参加が少ない。あえてイベントに参加しなくても、すでに日本の生活になじんでいるのでは?と思えます」。「2018年は一度立ち止まって、多文化共生活動のあり方を考えてみたいです」と、結んだ。 |
![]() 異文化に触れ、楽しみながら国際理解を 深めようと開催された「インターナショナル・ フェスタ2015」(2015.3 麻生市民館) ![]() 国際理解講座では、ダニエル・ロング氏 (首都大学東京 教授)に日本の言語と文化の 面白さを語ってもらった(2015.10 麻生市民館) ![]() 多文化共生に関する講演会 「ウィーンで国際人となる」(斉藤雅昭& 昭和音大)~音楽とお話を楽しむ夕べ~ (2015.3 麻生市民館) 楽しみながら国際理解を深めようと開催された「あさお区多文化フェスタ2017」(2017.12 麻生市民館) ![]() 交流会「お昼カフェ」では、外国人市民の 皆さんといっしょに、おにぎりとみそ汁を 作って楽しんだ。 (2014.11 麻生市民館 料理室) |
2019-05-01 | |
多文化共生ネットワークfromあさお 代 表:野口 周子(のぐち ちかこ) 連絡先:Tel.050-3558-6639(野口) fromasao@gmail.com 設 立:2011年1月 会員数:8名(女性6名 男性2名) その他、サポートメンバー 29名 会 費:なし 活動日:不定期(月1回程度、イベント前は必要に応じて) 活動場所:麻生市民館、麻生市民交流館やまゆり ほか |
取材・文 石﨑純也 |
〒215-0021
川崎市麻生区上麻生1-11-5
TEL 044-951-6321